2024年カルチャー市開催 5月25日(土)~5月26日(日)
ステキなカフェもOPEN!
2021年に始まった「カルチャー市」。サンシティに住みながら「カルチャーセンター」がどこにあるか知らない方もいる…。でも、こんな素晴らしい場所を、皆さんに知っていただきたい、そして一緒にカルチャーを楽しみたい、という願いが込められています。
カルチャーセンターで活動しているのは、「陶芸クラブ」「木工クラブ」「染色クラブ」の3団体で、「絵画クラブ」は、G棟 第7集会室(文庫室)で活動しています。
木工クラブが作った、立派なベンチと椅子もあり、「ここでカフェができたらどんなにステキだろう」という夢もありました。コロナ禍もあって、なかなか本格コーヒーを出すことができませんでしたが、今年、念願叶ってカフェのオープンが実現しました。
以下、広報部員が手分けして取材・撮影いたしました。
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もくじ
絵画クラブ
活動日:第2、第4の土曜(17〜20時)、日曜(9〜12時)
活動場所:G棟 第7集会室(文庫室) 会費:3,000円
部員数:10名(男性8名 女性2名)
部員の皆様は絵を描くことは勿論、仲間とのふれあいを大きな楽しみにしているとのこと。 人生を豊かにするには現役時代の若いうちから文化的な時間に費やすことが大切と迫田会長が力説されました。会員募集中!ご入会はいつでも大歓迎ですとのこと。
染織クラブ
活動日:毎週金曜の午前(10時~)
会費 :月4000円
クラブ員:9名
染色クラブはサンシティ発足当時からのクラブで、活動歴45年の方もおられます。主に京加賀友禅染を用いて作品づくりをしていますが、もちろん、藍染もできます。友禅染めが出来る場所は他にあまり多くなく、減少傾向にあり、サンシティ内のこの場所は大変貴重だそうです。
活動では、京都で加賀友禅の修行をされたメンバーが提供する古典柄の資料をもとにデザインを考え、同氏のアドバイスのもと、自分なりの作品を仕上げます。具体的には、ブローチ等の小物、スカーフ、ウォールオブジェ(壁掛けアート)等を制作。
カルチャー市やサンシティ祭での作品展示と販売に向け、自分用と販売用の作品づくりを行っています。今回のカルチャー市では、友禅を活かしたブローチや藍染小物、額装された友禅染めを販売。
クラブのメンバーは、子供たちも楽しめるように、手頃な価格で商品を提供することに注力しました。準備期間は約2ヶ月に及び、白生地は寄付を受けたり、購入したりしてコストを抑える工夫をしています。技術への投資を重視し、価格よりも技術の価値を認めてもらいたいという思いが強く感じられます。
クラブメンバーとお話ししながらの制作活動を楽しまれている模様。若い世代の参加者がいないのが悩みでもあります。友禅は古典柄だけでなく、自分のデザインでも制作できます。新しいスタイルの友禅に取組む若い人の参加も望まれているとのことです。
今後の展望については、作品作りの楽しさと、それを多くの人に見てもらいたいという願いから、活動を続けていく意欲を感じました。サンシティのカルチャー市は、地域の伝統技術を生かしたクリエイティブな活動が息づく場として、今後も注目されるでしょう。
陶芸クラブ
活動日時:火、水、土、日の9時~13時と13時~17時
※予約制。LINEを共有してスケジュールを調整しているとのこと
会員:27人。うち男性2人。60歳以下は7人。
会費:月額1000円
最近専業主婦が減っており、平日昼間に立ち会える人が不足しているのが悩みの種。窯の当番は月に1~2回、6人ずつで回ってきますが、人のやりくりがひと苦労です。
「ほしい食器は売っていない。それなら自分で作ろう」と思ったのがきっかけの方や、お友達に誘われて、という方など、始めたきっかけはさまざま。
陶芸の魅力は、なんといっても土を触ること、土に触れること。そして好きな形に、好きなものを作れること。大いにストレス解消になります。
作った作品は情が移って、子どものように思えるので、失敗作でも捨てられず、自宅で使っているとのこと。
今一番伝えたいことは「部員募集!」だそうです。
体験に来ていた方がとても楽しそうにしておられたのが印象的でした。
2日目の26日もカルチャー市にあわせて13~14時、14~15時、15~16時の計3回、「1時間体験」を実施。25日とあわせて12人もの方が来られ、盛況でした。
陶器を作る工程は、おおまかに言うと「土を練る」「ろくろなどで成形する」「器の底部分の『高台(こうだい)』を削る」「乾燥後の素焼き」「絵付け」(絵を描く場合)「ゆがけ(釉薬を掛ける)」「本焼き」という流れになるようです。
クラブの方によると、できあがりまでの時間は、おおよそ1か月とのことです。
体験は電動ろくろでの成形が中心です。サンシティ歴約2年のご夫妻での陶芸体験。奥さまによると、興味があったところに、今回センターで体験ができるということを知り、ご夫婦で申し込まれたそうです。指や手の使い方など、コツを教えてもらいながら成形をしていきます。お二人とも初心者とは思えない、筋の良さを感じました!
木工クラブ
活動日:土日・祝日中心
会費:500円
会員数:20名
木工クラブは、会員各自のやりたいことがまちまちのため、土日を使って好きなものを自由に作っています。刃物を使うので、ベテランが初心者に教えることもあります。
サンシティのベンチなどが経年変化で傷むと、木工クラブの出番! 修理・修繕をしてほしいと、管理事務所から要請があるそうです。そういえば、サンシティのベンチは手入れが行き届いていますね。木工クラブのおかげです。どうもありがとうございます。
バーベキュー場のテーブルやベンチも、木工クラブの“作品”なんですよ。
毎月第3土曜は、部室無料開放日。10時~15時はフリーなので、ぜひ参加してみてはいかがでしょう。家の中のちょっとしたものの修理や包丁研ぎ、「板を1枚切ってほしい」などのリクエストにも応えてくださいます。基本無料ですが、修理に日数がかかる場合は、カルチャーセンターのお部屋代をいただく場合もあります。
皆さん物づくりが好きな方ばかりで、こんな物を作りたいと思うとインターネットで調べたり、頭の中で設計図を思い描いて作ってしまうというからすごい!
そんな丹精こめて作った作品をお客様が気に入って喜んで購入してくださるのをみるのが何よりも嬉しいそうです。
木の温もりが感じられるおもちゃや遊び心がある箸置き、キッチンを彩る菜箸やヘラから小ぶりな家具まで素敵な作品がたくさん並んでいました。
嬉しそうに作品の魅力を伝えてくださる姿がとても魅力的でした。
木工クラブも、後継の若い世代の方を募集しています。DIYや物づくりが好きな方、まずは第3土曜日の午前中カルチャーセンターをのぞいてみてください。